ITペンギンの子育て日記

外資IT企業に勤めるアラサー、二児の母。悶々と迷い事絶えない性格でしたが、娘が産まれてから物事を肯定的に捉えられるように変わった気がします。日々感謝。

産み育てる環境の格差、不平等な世界

生後9日目。

日に日に生命力を増してくる娘に愛情と安堵を感じ、
娘は何があっても自分が守るんだと口で態度で示す夫にほっこり感謝し、

また何不自由なく育児が出来る今の自分の環境に家族に感謝を感じる日々です。

 

産休中に読んだ「ルポ 産ませない社会」では、日本でも決して少なくない女性が妊娠出産で不当な扱いを受けて苦しんでいること。NHKスペシャルの「女性たちの貧困」では、シングル家庭への支援が少ないこと、貧困の連鎖で満足な教育を子供に与えられないこと。

また、海外に目をやると、女性差別の強い国や途上国では、女性や子供の人権が蹂躙されて悲しい事件事故は絶えない。

ネスレアフリカでの粉ミルク問題では、多くの女性が衛生知識や定期的に購入する経済力もないのに無料で配られた粉ミルクを不衛生な泥水で作って病気にしてしまったり、ミルクを与えることで母乳が出なくなって子供を栄養失調で亡くしてしまった。

 

世界中に娘と同い年の子、同年代の子、もっと幼い子はたくさんいる。
スラムにも貧困街にも内戦地にもこの子と同じ日に生まれたこはきっといるだろう。

 

自分が幸せだーと感じれば感じるほどに、周囲にそれを感謝するほどに世界の不平等さを憂えてしまう。

 

どうか、世界がより豊かになりますように。

 

ルポ 産ませない社会

ルポ 産ませない社会