ITペンギンの子育て日記

外資IT企業に勤めるアラサー、二児の母。悶々と迷い事絶えない性格でしたが、娘が産まれてから物事を肯定的に捉えられるように変わった気がします。日々感謝。

赤ちゃん訪問

豊島区は子育て支援の一環で、誕生した赤ちゃん全員に保健師または助産師による「赤ちゃん訪問」を実施している。 

保健所から連絡があり、早速本日訪問を受けた。

いつもならお客さんが来るときは徹底的に部屋を掃除するけれど、まぁ新生児のいる家はこれくらい綺麗にしておけば大丈夫でしょうという程度にカジュアルなお片付け。

訪問時間が近づくにつれ、少しワクワク。

家に人をあげるのも家族以外の人と話すのも久しぶりだから、それだけで私にとっては嬉しいイベント。

午前11時、これまで母親学級などで何度かお会いしたことがある助産師さんが来られた。

「こんにちは」

「どうぞお入りください」って敬語で挨拶するだけで嬉しい~。

これまで家庭で赤ちゃん言葉ばっかりつかってたから、
大人と、それも自分を心配してくれる人と丁寧に会話すること、質問と回答のコミュニケーションをすることがとても嬉しい。

 

大体1時間くらいだったけど、内容はこんな感じ。

・産後の心身状況のアンケート

・赤ちゃんの体重測定

・赤ちゃんのお世話に関する相談

・区の子育て支援サービスの説明

 

わざわざ戸別訪問して行うほどのことではないけれど、きっとお母さんの産後鬱や育児のイライラで生まれる幼児虐待の早期発見と防止のためなんだろう。
赤ちゃんと私を注意深く(じろじろ、ではなくて良い意味で)見て下さる。

ベテランの人が丁寧に話を聞いてくれるし、そんなにストレスをためてた訳ではないけれど話すことで私もすっきりした。

 

赤ちゃんのお世話についての質問に「ちょっと神経質でしょうか?」とクッション言葉を挟んだら

「正産期で生まれて、順調に育っている赤ちゃんですから充分外の世界で生きていく力はありますよ。それよりも今、大切にして欲しいのはお母さんの心と体です。産後のダメージは思っている以上に大きいの。無理を決してしないで、自分を第一に考えてあげて」

「赤ちゃんはみんなが可愛がって大切にしてくれる、でもあなたを大切にできるのはあなただけなのだから」

と応えてくださいました。

毎日旦那さんから「ありがとうありがとう」と労いの言葉をかけてもらえるし、育児も孤独じゃないけれど、やっぱり社会から離れてしまったような疎外感や焦燥感、不安は常に漠然とある。

そんな時に第三者から気遣いの言葉をかけて貰えるとすごく嬉しい。

ダメそうになってからの駆け込み寺を設けるより、ダメになる前にならないように予防するのが大事。

 

帰り際には「この後もこの辺をぶらぶらしているから、何かあったら声を掛けてください」と。

お仕事とはわかっていても、じんわり温かい気持ちになった。

 

旦那さんはこんなに税金を払っているのに全くPayされないと時々文句をいっているけれど、なかなか豊島区は良くやっていると思う。