ITペンギンの子育て日記

外資IT企業に勤めるアラサー、二児の母。悶々と迷い事絶えない性格でしたが、娘が産まれてから物事を肯定的に捉えられるように変わった気がします。日々感謝。

RSウィルス闘病記

2歳までにほぼ全員が罹患するというRSウイルス。娘も早速その洗礼を受けました。

生後6ヶ月と少しで、ちょうど母体からの移行抗体がなくなる頃。
絶対に罹らないなんて無理だし。
職場復帰前だから気付いたのも早く、しっかり看病の時間がとれた。
娘もだいぶ体力がついてたから、初めての試練としてはベストタイミングかも。

移行抗体が存在する生後数週から数カ月の期間の間に発症すると、もっとも重症な症状を引き起こして危いらしい。

潜伏期間は2~8日なので、どうやらこの日にウイルスを貰った模様。
大人がRSウイルスに感染しても咳や鼻水などの風邪の初期症状しか出ないため、保菌したまま外出することが多い。なので赤ちゃんをつれて人の多い所へ出かけるのは控えるべしということなのだ。反省。


私も熱は出なかったものの、悪寒、激しい頭痛、喉の痛みに襲われる。
娘は鼻ちょうちんが常備となる。くしゃみすると笑っちゃうくらいに鼻汁が出る。


ご飯を用意する体力がなかったので外食してきてと伝えたところ、早く帰って生姜粥をふるまってくれた。
こんな優しい旦那様がいて良いのかと感動するやら申し訳ないやら。


翌日、かかりつけの小児科医で受診。
待合室では予防接種を受けにきたのかと間違えられるくらいに元気でご機嫌で、こんな風邪の初期症状みたいなので病院に行って良かったのか、心配過剰じゃないかとハラハラしていた。
診察室で鼻の奥にワイヤーみたいなのをつっこんで鼻汁をとり、妊娠検査薬のようなものにつけると陽性反応が出た。「きっと夜になると酷くて、昼間だけご機嫌なんでしょう。適切なタイミングでの受診ですね」と院長先生が言ってくださった。

IDWR:感染症の話

夫にRSウイルス感染の旨を連絡すると、上記サイトを見てくれたようだ。
RSウイルスまとめサイト複数あるけれど、一番詳しく、「生後4週未満でかかると突然死リスクがある。全体で致死率1~3%」など不安を煽るような記載もある。
成人がRSウイルスに感染すると単なる風邪の初期症状にしかならないと言うが、昨夜の私はそれ以上に苦しんでいた。初感染児(娘)から特に大量のウイルスを直接暴露されていたわけだ。


懐かしいシロップタイプの飲み薬。嫌がったりこぼしたり、1日3回飲ませるのは少し大変だった。


任意の予防接種は高額だけど、治療行為だと医療費無料なのね。
手持ちが少なかったので、ありがたかった。結局座薬は使わずまだ冷蔵庫にて保管。


かきむしる、かきむしる、かきむしる・・・おかげ一気に母は薄毛になりました。


このあたりから母も症状が悪化してくる。


ちょっと傾けて、胸に顔をうずめる角度がベスト。布団だと寝苦しそうでかわいそうだった。大人でもこれは辛いもんなー。。。

1週間は味見できない状態でご飯作っていたので、ひっじょーに夫には迷惑をかけた。


闘病中はお風呂ははいらず、暖かくしたお風呂でシャワーだけ。
離乳食も胃腸に負担になるから止めて、母乳一本で。水分不足にならないように、都度都度飲ませる。たまに果汁でビタミン摂取。


特効薬はないので、気長に自然治癒に任せる感じで一緒にウイルスに戦い続け(互いにウイルスキャッチボールしてしまうので、完全回復には時間がかかります)、少しずつ咳や鼻水が減り、下痢もなくなり、大体10日ほどで完治した。

冒頭にも書いたけれど、どうせいつか必ず罹るものだし看病する自分に余裕があって、娘に乗り越えるだけの体力がある今の時期に体験してよかったと思う。

RSウイルスじゃなくても、ただの風邪やもっと症状が弱い病気でも余裕がなければ親も過剰心配したりパニックしてしまうかもしれない。周りに迷惑もかけたかも。

ウイルスが体内で増えて、異変を感じた各器官が鼻水や痰、咳で外に排出しようとしたり、熱を上げてウイルスを倒そうとしたり、
こんな小さな赤ちゃんでも免疫システムというのが出来上がっているという事が傍で看病していて感じられ、娘をとても頼もしく思った。

これからもいろいろな病気や怪我を経験して強くなるんだよ、娘。